プレスリリース

  • ボーイング、2015年最新市場予測を発表

    〜 今後20年間の新造民間航空機需要は機数ベースで38,050機と予測 〜

    • 金額ベースでは5兆6,000億ドル
    • 市場需要は前回予測よりも3.5%増加
    • 単通路機と中小型ワイドボディ機がセグメント別・売上ともに成長の柱

    シアトル発,  2015年6月11日 - ボーイングは本日、「2015年最新市場予測(2015 Current Market Outlook, CMO)」を発表しました。同予測では今後20年間での新造機の需要は機数ベースで前年比3.5%増の38,050機、金額ベースでは5兆6,000億ドルです。

    CMOのインフォグラフィック(英語)のダウンロードはこちらから: http://bit.ly/1KTLv6M

    ボーイング民間航空機部門のマーケティング担当バイス・プレジデントであるランディ ティンゼスは、「民間航空機市場は引き続き好調で、回復力も持続しています。今後も市場の成長は続き、新造機需要は堅調に推移するでしょう」と話しています。

    民間航空機の運航機数は予測期間内に、2014年の21,600機から2034年に43,560機に倍増。新造機38,050機のうち58%がこの期間に納入され、市場の成長を支えるものとみられます。

    旅客輸送量は年平均約4.9%の伸びを示し、過去の成長トレンドである5%に迫ると予測されます。予測期間内の総旅客数は70億人以上、貨物輸送は年率約4.7%のペースで成長すると見込まれます。

    全航空機セグメントの中で最も成長率の高い単通路機市場では、今後20年間で26,730機の需要が見込まれます。このセグメントは全世界の航空機材の基盤であり、世界の商業航空路線の70%以上で最大75%の旅客を運ぶと予測されます。この市場の成長を牽引しているのはLCC(ローコストキャリア)と、発展途上にある新興市場の航空会社です。

    「単通路機市場の中心となるのはボーイング737-800と次世代737 MAX 8でしょう。両機種とも同クラスで最も優れた燃料効率性、信頼性、性能を航空会社のお客様に提供します。単通路機市場の35%を占めると予測されるLCCは、最大の経済性と収益性のバランスを求めます。燃料使用量を20%抑えた737 MAX 200は、LCCにとって理想的な航空機となるでしょう」(ティンゼス)

    当予測では、新造ワイドボディ機の需要は8,830機と予測しており、787-8、787-9ドリームライナーに代表される200〜300席クラスの小型ワイドボディ機が主流となると試算しています。また、市場のニーズが大型機から787型機や777 Xといった効率性の高い双発機に移行する傾向が継続していることを表しています。

    航空会社の成長の大部分は新規需要によっている一方で、旧式化した機材の買い換えが進むものとみられます。就航中の航空機のうち毎年約2〜3%がその対象となるでしょう。 「737 MAX、777、そして787型機は、この重要な買い換え需要に適した完璧なポジションに位置しています」(ティンゼス)

    航空貨物市場は引き続き拡大し、20年に及ぶ予測期間中に920機程度の新造機需要を生み出すと予測されます。

    「航空貨物市場はここ2年、堅調に推移しており、ボーイングでは今後も成長が続くとみています。747-8、767、そして777型機などのフレイター生産ラインを保有する私たちにとって、これは喜ばしいニュースです」(ティンゼス)

    新造機のデリバリー機数:2015年~2034年

      機数 金額(10億ドル)
    リージョナル機(90席以下) 2,490 100
    単通路機(90〜230席) 26,730 2,770
    小型ワイドボディ(200〜300席) 4,770 1,250
    中型ワイドボディ(300〜400席) 3,520 1,220
    大型ワイドボディ(400席以上) 540 230
    38,050 5,600


    今後20年間での航空機のデリバリー先としては、引き続き中国を含んだアジア太平洋地域が主となると予測しています。

    新造機のデリバリー機数:2015年~2034年

     地域 機数
    アジア太平洋地域 14,330
    北米 7,890
    ヨーロッパ 7,310
    中東 3,180
    南米 3,020
    アフリカ 1,170
    C.I.S 1,150
    38,050


    ボーイングの最新市場予測(CMO)は、民間航空機業界で最も歴史の長い包括的な分析として評価されています。この市場予測の全文は、ボーイングのウェブサイト(www.boeing.com/cmo)でご覧いただけます。