プレスリリース

  • ボーイング、2017年第2四半期の好業績と通期見通しの1株当たり利益およびキャッシュフローの上方修正を発表

    • 全部門で業務遂行が堅調に進み、GAAP での1株当たり利益は2.89ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は2.55ドル
    • 営業キャッシュフローは50億ドルと好調、25億ドルで自社株1,360万株を買い戻し
    • 売上高は227億ドル。民間航空機と防衛両部門での226機の納入とサービス業務を反映
    • 受注残は当四半期での純受注額270億ドルを含め、4,820億ドルに増加
    • 業績改善と税制優遇策を反映し、GAAP での1株当たり利益は0.75ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は0.60ドル、それぞれ見通しを上方修正
    • 営業キャッシュフローの見通しは15億ドル引き上げ、設備投資見通しは3億ドル減額

    シカゴ発,  2017年7月26日 - 

    表1:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

     

    第2四半期

    上半期

    2017年

    2016年

    2017年

    2016年

    売上高

     $22,739

     $24,755

     $43,715

     $47,387

    GAAP

    営業利益/(損失)

     $2,535

    ($419)

     $4,559

    $1,369

    営業利益率

     11.1%

    (1.7)%

     10.4%

    2.9%

    純利益/(損失)

     $1,761

    ($234)

     $3,212

    $985

    1株当たり利益/(損失)

     $2.89

    ($0.37)

     $5.22

    $1.51

    営業キャッシュフロー

     $4,950

     $3,190

     $7,044

    $4,465

    Non-GAAP*

    中核営業利益/(損失)

     $2,212

    ($488)

     $3,921

    $1,206

    中核営業利益率

     9.7%

    (2.0)%

     9.0%

    2.5%

    1株当たり中核利益/(損失)

     $2.55

    ($0.44)

     $4.55

    $1.35

    * Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。

    ボーイングは本日、2017年第2四半期の業績を発表しました。純利益と営業キャッシュフローの堅調さをもたらした業績改善が決算に大きく貢献し、当第2四半期の1株当たり利益(GAAP)は2.89ドル、1株当たりの中核利益(non-GAAP)*は2.55ドルに増加(表1)。売上高は、民間航空機と防衛両部門での航空機の計画生産レートと納入時期を反映し、227億ドルとなりました。

    2017年通期見通しでは、1株当たり利益(GAAP)は前期予想の10.35~10.55ドルを11.10~11.30ドルに、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は前期予想の9.20~9.40ドルを9.80~10.00ドルにそれぞれ上方修正しました。いずれも全部門での業績改善と予想以上に税率が低かったことが主な要因です。通期見通しの営業キャッシュフローは、堅調な業務遂行と2017年第3四半期の年金資金手当ての前倒しによる税控除の恩恵により、15億ドル増の122億5,000万ドルに上方修正しました。また、設備投資資金の見通しは3億ドル減となる20億ドルとなっています。

    ボーイングの会長、社長兼CEOのデニス マレンバーグは次のように述べています。
    「ボーイングのチームはすべての事業部門において業績改善を達成し、当第2四半期の好決算と通期見通しの引き上げに寄与しました。堅調なキャッシュフローによって、株主へのさらなる価値の還元と、年金資金手当ての前倒しを含む今後の成長と人材への投資が可能となりました。年金資金手当ての前倒しについては、事業のリスクと景気循環を縮小するものでもあります」

    「第2四半期は民間航空機、防衛・宇宙、サービスの各部門で大型受注を獲得し、大規模かつ多様な受注残をさらに拡大したほか、737 MAXの初納入、T-X次期練習機2号機の初飛行完了、地上配備型ミッドコース防衛(GMD)システムを使用したミサイル迎撃実験の成功など、いくつかの重要なマイルストーンを達成しました」

    「今年の下半期についても、全部門で生産性、品質、安全性をさらにスピードを高めて向上するよう専心します。同時に、主要な開発計画の達成に取り組みつつ、お客様に優れた性能と経済性をお届けできるよう取り組んでいきます」

    当四半期の営業キャッシュフロー50億ドルは、好調な業績とキャッシュフローの受け払いのタイミングが奏功したものです。当四半期は25億ドルで1,360万株の自社株買いを実施し、これによって現在承認されている自社株買い戻し計画の購入資金残額は90億ドルになりました。また、当四半期は、一株当たり配当が前年同期比30%増となったことを反映し、総額9億ドルの配当支払いも実施しています。

    現金および有価証券への投資額は合計103億ドルとなり、当四半期期首における92億ドルから増加しました。負債額は108億ドルとなり、当四半期期首から横ばいとなりました。

    受注残は当四半期期首の4,800億ドルから、四半期中での純受注270億ドルを含め、四半期末には4,820億ドルに増加しました。

    主要ビジネス部門ハイライト

    民間航空機部門

    • 民間航空機部門の第2四半期の売上高は、航空機の計画生産レートと納入時期に基づき157億ドルを達成。営業利益率は堅調な業務遂行を反映し、10.0%に
    • 当四半期は、737 MAX 8を初納入したほか、737 MAX 10のローンチを発表。需要は引き続き堅調に推移し、パリ国際航空ショー期間中に発表した受注とコミットメントの総数は571機。そのうち56機はワイドボディ機、361機は737 MAX 10のローンチに伴うもの。同ショーでは、ボーイング・グローバル・サービス部門でのさらなる成長機会につながる数多くの民間航空機サービス契約も発表
    • 民間航空機部門は当四半期に183機の純受注を獲得。受注残は5,700機超、金額ベースで4,240億ドルと引き続き好調

    防衛・宇宙・セキュリティ(BDS)部門

    • 防衛・宇宙・セキュリティ(BDS)部門の第2四半期の売上高は69億ドル。営業利益率は3事業部門すべてにおける生産性の向上を反映し、12.9%に上昇
    • ボーイング・ミリタリーエアクラフト(BMA)部門の第2四半期の売上高は29億ドル、C-17の納入機数を計画通り減らしたことを反映。営業利益率は業績改善を反映して13.2%に上昇。当四半期中に英国からアパッチ・ヘリコプター38機の再製造契約を獲得したほか、T-X次期練習機2号機の初飛行を完了
    • ネットワーク&スペース・システム(N&SS)部門の第2四半期の売上高は、衛星の納入時期を反映して17億ドル。営業利益率は業績改善を反映して9.1%に上昇。当四半期では米国ミサイル防衛庁(MDA)から新型キルビークル(RKV)開発契約を獲得
    • グローバル・サービス&サポート(GS&S)部門の第2四半期の売上高は受注契約のタイミングを反映して23億ドルに。営業利益率は好業績を反映して15.4%に上昇。当四半期は米国防兵站局からF-15全機のサポート契約を獲得。サポートはボーイング・グローバル・サービス部門が実施
    • 防衛・宇宙・セキュリティ(BDS)部門全体の受注残高は580億ドル、そのうち37%が米国外顧客からの受注

    年金資金手当ての前倒し
    当初計画していた2017年の年金拠出額5億ドルに加え、2017年第3四半期にボーイングの普通株式35億ドルを任意拠出部分に充当し、約4年相当の年金資金の手当てを前倒しする。その後は、潤沢な手元流動性を活用し、2017年通年での自社株買い戻し計画を35億ドル増となる約100億ドルに増やす見込み。現行の資産収益と割引率の試算によれば、今回の拠出金により、2021年までの事業主負担分はほぼ全額手当てされる。

    ボーイングは、2017年における年金資金手当ての前倒しによって約7億ドルの現金での節税効果があると想定し、キャッシュフローの見通しを引き上げている。今後10年間、各年キャッシュフローが伸び続けると見込んでおり、引き続きフリーキャッシュフローの株主還元に注力する。

    見通し
    全部門の2017年財務見通しを更新(表2)。全部門での業績改善と予想を下回る税率による影響を反映

    表2:2017年財務見通し(単位10億ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

     

    今回見通し

    前回見通し

    ザ・ボーイング・カンパニー

    売上高

    $90.5 - 92.5

    $90.5 - 92.5

    1株当たりGAAP利益

    $11.10 - 11.30

    $10.35 - 10.55

    1株当たり中核利益*

    $9.80 - 10.00

    $9.20 - 9.40

    営業キャッシュフロー

    ~$12.25

    ~$10.75

    民間航空機部門

    納入機数

    760 - 765

    760 - 765

    売上高

    $62.5 - 63.5

    $62.5 - 63.5

    営業利益率

    > 10.0%

    9.5% - 10.0

    防衛・宇宙・セキュリティ部門(BDS)

    BDS合計売上高

    $28.0 - 29.0

    $28.0 - 29.0

    BDS合計営業利益率

    > 11.5%

    ~11.5%

    * Non-GAAPによる算出は上記参照。