プレスリリース

Air New Zealand unveils beautiful 787-9 Dreamliner livery

  • ボーイング、2018年第3四半期の業績を発表。売上高および1株当たり利益見通しを上方修正、キャッシュフローの見通しは変更なし

    • 売上高は251億ドル。防衛部門およびサービス部門の契約数増加が牽引役に
    • 全部門での堅調な業績により、GAAPでの1株当たり利益は4.07ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は3.58ドル
    • 営業キャッシュフローは46億ドルと堅調、25億ドルで700万株の自己株式を取得
    • 受注残は民間航空機の5,800機超を含め、金額ベースで4,910億ドルに
    • 流動資産(現金および有価証券)は100億ドルと好調さを維持
    • キャッシュフローの見通しを再確認。売上高および1株当たり利益の見通しを上方修正、各部門の営業利益率の見通しを更新

    シカゴ発,  2018年10月24日 - 

    表1:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

      第3四半期 9カ月
    2018年 2017年 前年
    同期比
    2018年 2017年 前年
    同期比
    売上高 $25,146 $24,223 4% $72,786 $69,235 5%
     GAAP
      営業利益 $2,227 $2,630 (15)% $7,812 $7,366 6%
      営業利益率 8.9% 10.9% (2.0)Pts 10.7% 10.6% 0.1Pts
      純利益 $2,363 $1,810 31% $7,036 $5,138 37%
      1株当たり利益 $4.07 $2.99 36% $11.95 $8.39 42%
      営業キャッシュフロー $4,559 $3,396 34% $12,375 $10,443 19%
    Non-GAAP*
      中核営業利益 $1,890 $2,284 (17)% $6,793 $6,317 8%
      中核営業利益率 7.5% 9.4% (1.9)Pts 9.3% 9.1% 0.2Pts
      1株当たり中核利益 $3.58 $2.62 37% $10.55 $7.28 45%

    * Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
    Boeing Reports Solid Third Quarter; Reaffirms Cash and Raises Revenue and EPS Guidance

    ボーイングは本日、2018年第3四半期の業績を発表しました。防衛部門の契約数の増加とサービス部門の成長を受けて、当四半期の売上高は251億ドルでした。また、主に民間航空機部門の好調な業績や税額査定に関連した税制優遇(1株当たり0.71ドル)により、1株当たりの利益(GAAP)は4.07ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は3.58ドルに増加しました。これには、新たに受注したT-X練習機と無人艦載空中給油機MQ-25両プログラムへの投資関連費用も反映されています(1株当たり0.93ドル)。また、営業キャッシュフローは46億ドルと好調で、25億ドルで自己株式を取得し、10億ドルの配当金を支払いました。

    2018年通期見通しでは、防衛部門の契約数の増加とサービス部門の成長を受けて、売上高を980億~1,000億ドルに、10億ドル上方修正しました。これには航空機の部品サービスを手掛けるKLXの買収も含まれています。営業キャッシュフローの見通しは150億~155億ドルで変更はありません。予想を下回る税率および民間航空機部門での業績改善を反映し、GAAPでの1株当たり利益の通期見通しは16.40~16.60ドルから16.90~17.10ドルに、1株当たり中核利益(non-GAAP)*の見通しは14.30~14.50ドルから14.90~15.10ドルにそれぞれ上方修正しました。

    ボーイングの会長、社長兼CEOであるデニス マレンバーグは次のように述べています。
    「今四半期も各チームが高い水準の成果を出したことで、好調な業績と堅調なキャッシュ創出に結びつきました。全社一丸となっての取り組みにより、ボーイングならではの最高の製品とサービスをお客様に届けることが継続できています」

    「今四半期は防衛部門で重要な事業を新規に獲得しました。MQ-25とT-Xの両プログラムを受注し、投資したほか、MH-139ヘリコプターの契約も確保したのです。これにより、ボーイングがお客様にもたらす価値を明らかに示すと同時に、将来の成長機会を広げる良いポジションを築くことができました。民間航空機部門では、777Xの静止試験機が完成し、試験施設へ移動しました。また、すべての生産プログラムにわたって業務の遂行に重点が置かれ、このことが優れた業績と力強い利益率の原動力となっています。グローバル・サービス部門は、お客様にライフサイクル全体にわたる価値を提供しており、今四半期は大きな契約を獲得しました。これには米海軍とオーストラリア空軍のP-8ポセイドン訓練契約、GECASから受注した737-800BCF(ボーイング改造貨物機)の20機も含まれます。さらに、ボーイング・ディフェンス・オーストラリアの全サポート契約で、ボーイング・アナリティクス(Boeing AnalytX)が開発した新たなデータアナリティクス・ツールの統合を開始し、同地域トップのフリートサービス・プロバイダーとしての地位を強化しています」

    「このように基盤となる業績が好調であると同時に、今年は全部門において成長が見られることから、2018年通期の売上高と利益見通しを上方修正し、営業キャッシュフローの見通しが変わらないことを改めて確認しました」

    当四半期の営業キャッシュフローは、主にキャッシュフローの受け払いのタイミング、民間航空機の生産レート引き上げ計画、好調な業績を受けて46億ドルに増加しました。当四半期は25億ドルで700万株の自社株買いを実施し、これによって現在承認されている自社株買い戻し計画の購入資金残額は96億ドルになりました。これは今後およそ12~18カ月で完了する見込みです。また、当四半期は、1株当たり配当が前年同期比20%増となったことを反映し、総額10億ドルの配当金支払いも実施しています。

    現金および有価証券への投資額は合計100億ドルで、当四半期期首の98億ドルから微増となりました。負債額は比較的安定しており、119億ドルでした。

    受注残は期首の4,880億ドルから、当期中の純受注280億ドルを含め、期末時点で4,910億ドルに増加しました。

     

    主要ビジネス部門ハイライト

    民間航空機部門

    • 民間航空機部門の第3四半期の売上高は、納入機数の減少があったものの機種ミックスにより相殺されたことを反映し、153億ドルとほぼ横ばい。営業利益率は13.2%に上昇。空中給油機KC-46プログラムが1億1,200万ドルのコスト増となり一部相殺されたものの、787型機の利益率が上がるなど、生産プログラムにおける好調な業績を反映。KC-46のコスト増は、初号機の納入に向けて顧客要件を満たす取り組みが想定を超え、承認や試験の遅れが徐々に積み重なっていったことが要因
    • 当四半期には57機の737 MAXを含む190機を納入。777Xプログラムは、静止試験機が完成し試験施設へ移動、さらに最初の飛行試験機2機の生産が進められており、2020年の初納入に向け順調に推移
    • 当四半期の純受注数は171機、金額ベースで130億ドル。787プログラムは2018年に100機以上を受注し、ローンチ以来の受注数が1,400機弱に。受注残は5,800機超、金額ベースで4,130億ドルと引き続き堅調。民間航空機部門の売上高見通しは595億~605億ドルで変更なし、利益率見通しは好調な業績を受けて11.5%超から12~12.5%に上方修正

     

    防衛・宇宙・セキュリティ部門

    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第3四半期の売上高は57億ドルに増加。政府用衛星、空中給油機KC-46、F/A-18、兵器の契約数増加が牽引役。営業利益率はマイナス4.3%。主にT-XとMQ-25両プログラムへの投資関連費用6億9,100万ドルと、KC-46プログラムの6,400万ドルのコスト増を反映
    • 当四半期は、米空軍のT-X練習機やMH-139ヘリコプター、米海軍の無人艦載空中給油機MQ-25、空中給油機KC-46の4回目の生産ロットなど、主要なフランチャイズプログラムを獲得。当四半期中の重要なマイルストーンには、インド空軍によるアパッチおよびチヌークの初飛行、空中給油機KC-46の追加型式設計の承認の取得(これをもってFAAからの承認完了)など。また、Millennium Space Systemsの買収を完了。今後お客様に高度な小型衛星技術や柔軟なソリューションが提供可能に
    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の受注残高は580億ドル、そのうち31%が米国外顧客からの受注。防衛・宇宙・セキュリティ部門の売上高見通しは、契約数の増加を受けて220億~230億ドルから225億~230億ドルに上方修正。利益率見通しは、主に当部門における投資により、10~10.5%から6.5%超に修正

     

    グローバル・サービス部門

    • グローバル・サービス部門の第3四半期の売上高は、部品販売数の増加を受けて41億ドルに増加。営業利益率はサービスミックスおよび当期のコスト増を反映して13.3%に
    • 当四半期、グローバル・サービス部門は米海軍およびオーストラリア空軍からP-8の訓練契約を獲得、GECASから737-800型機の改造貨物機20機を受注、米海軍の初のP-8A重整備を完了。また、米国防兵站局からF/A-18の修理・交換用部品の供給契約、空中給油機KC-46の3回目と4回目の生産ロットのサービス契約を獲得。10月初旬にはサービス事業の拡大と顧客価値の向上に貢献するKLXの買収を完了
    • グローバル・サービス部門の売上高見通しは、契約数の増加を受けて155億~160億ドルから160億~165億ドルへ上方修正。利益率見通しは約15.5%で変更なし

     

    追加財務情報

    第3四半期末時点のボーイング・キャピタル・コーポレーションの純ポートフォリオバランスは31億ドルでした。その他未割当項目の売上高および控除は減少しました。2017年にお客様にリースしていた航空機を売却したことが主因です。また、主に費用配分のタイミングにより、その他未割当項目の利益および控除に変動が発生しました。当四半期の実効税率は、主に2013~2014年の税額査定に関連して4億1,200万ドルの税制優遇措置があったことと、連邦税率が21%に引き下げられたことから、前年同期より低下しました。

     

    見通し

    ボーイングの2018年財務見通しを更新(表2)。

     

    表2:2018年財務見通し(単位10億ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

      今回見通し 前回見通し
    ザ・ボーイング・カンパニー
      売上高 $98.0 - 100.0 $97.0 - 99.0
      1株当たりGAAP利益 $16.90 - 17.10 $16.40 - 16.60
      1株当たり中核利益* $14.90 - 15.10 $14.30 - 14.50
      営業キャッシュフロー $15.0 - 15.5 $15.0 - 15.5
    民間航空機部門
      納入機数 810 - 815 810 - 815
      売上高 $59.5 - 60.5 $59.5 - 60.5
      営業利益率 12.0 - 12.5% >11.5%
    防衛・宇宙・セキュリティ部門
      売上高 $22.5 - 23.0 $22.0 - 23.0
      営業利益率 >6.5% 10.0 - 10.5%
    グローバル・サービス部門 
      売上高 $16.0 - 16.5 $15.5 - 16.0
      営業利益率 ~15.5% ~15.5%

    * Non-GAAPによる算出は上記参照。