プレスリリース

  • ボーイング、2019年第1四半期の業績を発表

    • 737 MAXの安全な運航再開に向け、世界の規制当局や航空会社と協力
    • 売上高は229億ドル、民間航空機149機の納入と防衛部門およびサービス部門の契約数増加を反映
    • GAAP での1株当たり利益は3.75ドル、1株当たりの中核利益(non-GAAP)*は3.16 ドル
    • 営業キャッシュフローは28億ドル、12億ドルの配当支払いを実施
    • 受注残は民間航空機5,600機超を含め、4,870億ドル
    • 流動資産(現金および有価証券)は77億ドルと高い流動性
    • 2019年の見通しは今後改めて発表

    シカゴ発,  2019年4月24日 - 

    表1:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

      第1四半期
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $22,917 $23,382 (2)%
    GAAP
    営業利益 $2,350 $2,875 (18)%
    営業利益率 10.3% 12.3% (2.0) Pts
    純利益 $2,149 $2,477 (13)%
    1株当たり利益 $3.75 $4.15 (10)%
    営業キャッシュフロー $2,788 $3,136 (11)%
    Non-GAAP*
    中核営業利益 $1,986 $2,510 (21)%
    中核営業利益率 8.7% 10.7% (2.0) Pts
    1株当たり中核利益 $3.16 $3.64 (13)%

    * Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
    Boeing Reports First-Quarter Results

    ボーイングは本日、2019年第1四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は229憶ドル、1株当たりの利益(GAAP)は3.75ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は3.16ドルでした。737型機の納入機数減少を防衛部門およびサービス部門の契約数増加で一部相殺したことが反映されています(表1)。営業キャッシュフローは28億ドル、配当金の支払い額は12億ドルでした。

    先般発表した2019年の財務見通しには737 MAXの影響が反映されていません。737 MAXの運航再開の時期や条件が確定していないことから、新たな見通しは今後改めて発表する予定です。ボーイングは、737 MAXのソフトウェアアップデートの最終承認に向けて着実に作業を進めており、改修されたソフトウェアを搭載した機体での試験飛行回数はすでに135回を超えています。引き続き世界の規制当局と航空会社の皆様と緊密に連携しながら、ソフトウェアの包括的な試験を実施し、万全の訓練・教材パッケージを完成させます。

    ボーイングの会長、社長兼CEOであるデニス マレンバーグは次のように述べています。
    「ボーイングでは、高い安全性の確保と737 MAXの運航再開、そしてお客様、規制当局、および利用客の皆様からの信頼の構築・回復に尽力しています」

    「お客様、ステークホルダーの皆様、そしてボーイング自身のために、私たちはこの困難な時と向き合いながら、品質と性能においてさらなる卓越性を追求し、長期にわたる強固な基盤の上に築かれる健全で持続的な成長事業を運営していくことに今後も集中していきます」

    第1四半期の業績には、防衛部門での主要契約の獲得、民間航空機のワイドボディ機の堅調な業績と受注、サービス部門の強固で継続的な成長、そして戦略的パートナーシップの提案に対し、エンブラエルの株主から承認を得られたことが反映されています。

    第1四半期の営業キャッシュフローは28億ドルでした。これは主に、737型機の納入機数減少や、キャッシュフローの受け払いのタイミングを反映したものです。また、当四半期には前年同期比で1株当たり配当金を20%増額し、12億ドルの配当金を支払いました。さらに、3月中旬までに23億ドルで610万株の自社株を買い戻しました。

    現金および有価証券への投資額は当四半期期首の86億ドルから77億ドルとなりました。負債額は主に新規発行社債により期首の138億ドルから増加し、147億ドルとなりました。

    受注残は堅調さを維持し、期末時点で4,870億ドルでした。

    主要ビジネス部門ハイライト

    民間航空機部門

    表2:民間航空機部門(単位100万ドル)

      第1四半期
    2019年 2018年 前年
    同期比
    納入機数 149 184 (19)%
    売上高 $11,822 $12,945 (9)%
    営業利益 $1,173 $1,412 (17)%
    営業利益率 9.9% 10.9% (1.0) Pts
    • 民間航空機部門の第1四半期の売上高は118憶ドル。737型機の納入機数減少を機種ミックスで一部相殺したことを反映(表2)。営業利益率は9.9%。737型機の納入機数減少を787プログラムの利益率向上で一部相殺。この利益率には、直近の737型機生産レート調整に関連するコスト増も反映
    • 当四半期には149機の民間航空機を納入し、787型機の生産レートを月産14機に引き上げ。また、ブリティッシュ・エアウェイズの親会社であるIAGから777Xを18機、ルフトハンザ航空から787型機を20機、バンブー・エアウェイズから787型機を10機受注するなど、ワイドボディ機を複数回受注。さらに、777X飛行試験初号機が工場からロールアウトし、同プログラムは今年中の飛行試験と2020年の初納入に向け順調に推移
    • 当四半期の受注残は5,600機超、金額ベースで3,990億ドルと引き続き堅調

    防衛・宇宙・セキュリティ部門

    表3:防衛・宇宙・セキュリティ部門(単位100万ドル)

      第1四半期
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $6,611 $6,481 2%
    営業利益 $847 $757 12%
    営業利益率 12.8% 11.7% 1.1 Pts
    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第1四半期の売上高は66億ドルに増加。衛星、兵器、偵察機の契約数増加が牽引役となるも、C-17の契約数減少がこれを一部相殺(表3)。営業利益率は12.8%に増加。資産売却による収益があったものの、機種ミックスの悪化により一部相殺され、これを反映。
    • 第1四半期には、米海軍向けのF/A-18スーパーホーネット78機の複数年契約、さらには米海軍向け超大型無人潜水艇(XLUUV)5隻、英空軍向けE-7 空中早期警戒管制機(AEW&C)5機、米海軍、ノルウェー海軍、英海軍向けのP-8ポセイドン19機の契約を獲得。当四半期中の重要なマイルストーンには、2発の迎撃ミサイルを使った地上配備型ミッドコース防衛システムの初試験の完了、商用有人宇宙船の環境試験の成功、SB>1デファイアント™ヘリコプターの初飛行など。また、米空軍に7機の空中給油機KC-46を初納入
    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の第1四半期の受注は金額ベースで120憶ドル、受注残高は670億ドルに増加、そのうち31%が米国外顧客からの受注

    グローバル・サービス部門

    表4:グローバル・サービス部門(単位100万ドル)

      第1四半期
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $4,619 $3,950 17%
    営業利益 $653 $647 1%
    営業利益率 14.1% 16.4% (2.3) Pts
    • グローバル・サービス部門の第1四半期の売上高は、主にKLXの買収を含めたポートフォリオ全体の販売数の増加を受け、46億ドルに増加(表4)。営業利益率は製品およびサービスミックスと、業績の不調を反映して14.1%に
    • 当四半期は、米海軍向けV-22のPBL契約(Performance Based Logistics、成果保証契約)、英空軍のP-8A訓練契約を獲得。また、GECASから737-800型機の改造貨物機10機を受注し、ロイヤル・エア・モロッコのクルー運用最適化の契約を獲得、Joramcoへのハードウェアおよび化学製品の世界的販売を拡大。さらには、モバイル機器やWebベースで動作する革新的な航空関連アプリケーションを提供する大手プロバイダーのForeFlightの買収も完了

    見通し

    先般発表した2019年の財務見通しには737 MAXの影響が反映されていません。737 MAXの運航再開の時期や条件が確定していないことから、新たな見通しは今後改めて発表する予定です。