プレスリリース

  • ボーイング、航空宇宙市場予測を発表

    • 今後10年間の航空宇宙市場は、8兆5,000億ドル規模となる見通し

    シカゴ発,  2020年10月6日 - ボーイングは本日、民間航空機および防衛宇宙市場の今後の動向を示す「ボーイング市場予測 (Boeing Market Outlook, BMO)」を発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大による航空業界への影響を、短期、中期、そして長期的な観点から市場分析を行いました。

    民間航空機とサービス市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)がもたらす大きな課題に今後も直面しますが、防衛および政府間のサービス市場は、引き続き安定して推移するものとみられます。

    BMOでは、今後10年間の航空宇宙市場の規模は8兆5,000億ドルと予測しています。最新値は、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響のため、去年算出した8兆7,000億ドルの予測値より減少しています。世界の航空会社は、今年初期に見られた90%以上の旅客需要と収入の落ち込みから回復し始めてはいるものの、底堅い市場回復までには数年かかるとみています。

    民間航空機においては、今後10年間の新造機需要は機数ベースで1万8,350機 (前年予測より11%減少) 、金額ベースで2兆9,000億ドルになると予測しています。今後20年間における新造機需要は、4万3,000機以上になるものと見込まれます。

    今後10年間の防衛・宇宙市場は、2兆6,000億ドル規模になると予測しています。これは、安全保障における軍用機、自律型システム、衛星、宇宙船など幅広い製品の重要性を反映しています。堅調な防衛需要は、世界的な兆候でもあり、そのうち40%は米国以外からの国々によるものです。

    サービス市場においては、民間航空機サービス市場の需要減が短期的に見られますが、防衛・政府間サービスを含むサービス市場全体の規模は、2029年までに3兆ドル(1兆6,000億ドルが民間航空機サービス市場、1兆4,000億ドルが防衛・政府間サービス市場)となる見込みです。

    ボーイングは、今後20年間の民間航空機およびサービス市場の予測も行いました。ハイライトは以下になります。

    • 今後20年間で、旅客数は毎年平均4%の増加が見込まれます。
    • 世界の民間航空機数は、現在2万5,900機ですが、2039年までに4万8,400機となる見通しです。地域別では、アジアが現在30%を占めていますが、今後40%までに拡大する見込みです。
    • 機種別需要の予測において、737MAX型機のような単通路機が最も力強い伸びを示し、民間航空機市場を牽引するでしょう。今後20年間における単通路機の需要は、機数ベースで3万2,270機となる見込みです
    • 双通路(ワイドボディ)機は、2039年までに7,480機の需要が見込まれます。新型コロナウイルスの影響による長距離の国際路線運航が不透明な中、双通路機の需要は鈍化するものと予測されます。
    • 航空貨物市場は、今後毎年4%の成長が見込まれます。大型貨物機の新造機需要が930機、旅客機から貨物機へ転換される1,500機の需要が予測されます。

     

    新造機のサイズ別納入機数(2020~2039年まで)

    機種(座席数) 機数
    リージョナル機(90席以下) 2,430
    単通路機(90席以上) 32,270
    ワイドボディ(双通路)機 7,480
    ワイドボディ貨物機 930
    43,110

    民間航空機の増加により、世界中でパイロット、技術者、乗員の人材供給量の拡大が求められます。ボーイングの「2020年パイロットと技術者予測」では、2039年までに民間航空業界が新たに必要とする人材は240万人近くになると予測しています。

    ボーイングの民間航空機市場予測は、民間航空業界で最も歴史の長い包括的な分析として評価されています。この市場予測およびその他の予測の全文(英語)は、ボーイングのウェブサイト(https://www.boeing.com/market/)でご覧いただけます。

     

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