KC-46ペガサス

空中給油・輸送機KC-46ペガサスは、767型機を開発母機とする最新鋭の民間機派生型軍用機です。その能力と効率性は、現在調達しうるマルチロール空中給油・輸送機の中でも最高水準を誇ります。米空軍の次世代空中給油機をベースとし、競合するいかなる空中給油・輸送機と比較しても、低いライフサイクルコストでより効率的な運用が可能。サイズの面でもさまざまな任務に従事するのに最適です。2017年に運用準備のできた初期納入分18機を米空軍へ納入し、2027年に179機の製造を完了する予定です。

決定的に重要な「共通性」決定的に重要な「共通性」共通性(commonality)は、インターオペラビリティ(相互運用性)の最高の形態です。これまでに1,060機以上の767型機が世界70以上のオペレーターに納入され、定時出発率は平均で99%以上に達しています。KC-46を導入するお客様は、民間と軍の双方に配置済みの支援システムや部品補給・整備・修理のための施設を共有するグローバル・コミュニティの一員になるだけでなく、日米同盟に基づくシームレスな運用性を手に入れることができます。航空機受油型式については米空軍の認証の一部として事前に64種類以上の承認を受け、納入後に追加テスト等が必要になることもありません。F-15イーグルをはじめ、自衛隊が現在そして将来にわたって保有する装備品に確実に給油できます。


国際貢献や緊急援助活動に有利な「最適サイズ」

国際貢献や緊急援助活動に有利な「最適サイズ」

共通性と並んで、KC-46のメリットの中で決定的に重要なのは、国際貢献活動や人道支援、さらには日本国内での災害救助等の任務に最適なサイズであることです。大型の空中給油・輸送機は、大規模な飛行場を必要とし、それらは時として現場から遠く離れていることがあります。しかし、KC-46は日本の小規模な飛行場により多くアクセスができ、災害・人命救助等を要する現場近くで任務をすることが可能になります。KC-46は、その他の大型空中給油・輸送機に比べ、より効率良く燃料、物資および人員を輸送できます。地上旋回半径は39メートルと、標準的な幅45メートルの滑走路で180度旋回が可能。離島の飛行場のような狭小な場所でも任務に従事できるなど、あらゆる点で大型の空中給油・輸送機より優れています。



KC-46ペガサス開発の進捗状況

2017年7月 米空軍への初納入が近付き、塗装と給油ブーム据付が完了(フォトギャラリー
2017年5月 ボーイングの空中給油機KC-46A飛行試験に新たな完成仕様機が追加(詳細はこちら
2017年1月 ボーイング、空中給油機KC-46Aの3回目の低率初期生産ロットを21億ドルで受注(詳細はこちら
2016年8月 ボーイング、空中給油・輸送機KC-46Aの初期生産を28億ドルで受注(詳細はこちら
2016年8月 米国防総省がKC-46の製造開始を承認
2016年7月 C-17とA-10への空中給油フライトテスト完了
2016年4月 空中給油機用ベース機767-2C 2号機初テストフライト完了
2016年3月 2機目の空中給油・輸送機KC-46A(EMD-4)が初テストフライト完了
2016年1月 空中給油・輸送機KC-46A(EMD-2)が初の空中給油テストを実施、20,000フィート上空でF-16に複数回にわたって1,600ポンドの燃料を空中給油
2015年9月 空中給油・輸送機KC-46A初テストフライト完了
2014年12月 空中給油機用ベース機767-2C初号機初テストフライト完了
2014年1月 テスト機4機目組み立て開始
2013年10月 KC-46A空中給油機3号機の組み立て作業を開始
2013年9月
  • KC-46A空中給油機の最終設計各要素を審査、現設計案は米空軍が求める要件を満たしていることの結論に達し、次世代の空中給油機であるKC-46Aの生産とテストに向け前進
  • ボーイングKC-46Aの2つ目の給油ブーム組み立て開始
  • 5つのテスト用ブーム製造中
2013年8月 ボーイングKC-46A 2号機組み立て開始
2013年7月 米空軍とボーイング KC-46Aウエポンシスエム
重要設計審査完了
2013年6月 米空軍向けKC-46A空中給油機初号機の主翼桁の取付けを行い、機体の組み立て作業を開始
2011年2月 ボーイングは米空軍よりKC-135の後継機として次期空中給油機契約を受注

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