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ボーイング、2010年度第2四半期の業績を発表

 

● 第2四半期の売上高は156億ドル、営業利益率は8.4%、1株当たり利益は1.06ドル

● 開発プログラムへの継続投資を反映し、営業キャッシュフローは3億ドル

● 受注残は年間売上高の約5倍に相当する3,120億ドル

● 2010年度通期の売上高・1株当たり利益・営業キャッシュフローの見通しは変更なし

決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

 

第2四半期

対前年

同期比(%)

上半期

対前年

同期比(%)

2010年

2009年

2010年

2009年

売上高

$15,573

$17,154

(9%)

$30,789

$33,656

(9%)

営業利益

$1,307

$1,529

(15%)

$2,481

$2,554

(3%)

営業利益率

8.4%

8.9%

(0.5)   ポイント

8.1%

7.6%

0.5

ポイント

純利益

$787

$998

(21%)

$1,306

$1,608

(19)%

1株当たり利益

$1.06

$1.41

(25%)

$1.76

$2.27

(22)%

営業キャッシュフロー

$266

$1,001

(73%)

($19)

$1,194

(102%)

2010年7月28日シカゴ発 ボーイングは本日、2010年度第2四半期の業績を発表しました。主要ビジネス部門が全体的に堅調に推移し、売上高は156億ドル、純利益は8億ドル、1株当たり利益は1.06ドルとなりました。2010年度通期の売上高・1株当たり利益・営業キャッシュフローの見通しは変更ありません。

ボーイングの会長、社長兼CEOであるジム マックナーニは、「主要ビジネス部門が好調さを持続し、今期も堅調な業績を挙げることができました。民間航空機と軍用機の主要開発プログラムは着実に進展しており、製造プログラムとサービス部門も順調に推移しています。また現在、全社的に生産性の向上に重点を置いており、強固な財務基盤の維持と成長に向けた投資の両立を図っています。民間航空機市場が回復基調にあり、政府関連のお客様の優先項目も明確になってきていますので、ボーイングは2011年度以降も持続的な成長を遂げることができるでしょう」と述べています。

営業キャッシュフローは、第2四半期では開発プログラムへの継続投資を反映して3億ドル、2010年度上半期ではマイナス1,900万ドルとなりました。フリーキャッシュフローは第2四半期が900万ドル、上半期ではマイナス5億ドルでした。

第2四半期末時点での受注残高は、民間航空機部門が微増となったものの、防衛・宇宙・安全保障部門の減少を受け、前年同期比1%減の3,120億ドルとなりました。

 

主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

● 2四半期の売上高は74億ドルを計上、座席サプライヤー問題とワイドボディ機の予定デリバリー機数の減少を受け、総デリバリー機数が9%減少したことが影響。営業利益率はデリバリー機数の減少の影響を上回る好業績を反映し、9.2%を計上

● 2四半期のグロス受注機数は88機、受注リストからの削除機数は20

● 受注残は3,304機、金額ベースでは2,520億ドルを記録、民間航空機部門の2010年度予想売上高の7倍以上に相当

● 787型機プログラム

‣ 第2四半期中もフライトテストを継続、5号機がフライトテストを開始

‣ これまでに、極限天候下でのテスト、着氷テスト、運航性能テストなど主要フライトテストを完了

‣ 71日に787-9型機の最終コンフィギュレーションを決定

‣ 初号機のデリバリー予定は2010年第4四半期中を維持、フライトテストと認証取得のスケジュール次第では数週間延びる可能性もあり

‣ 現時点での受注数は56社より863

● 747-8型機プログラム

‣ 2四半期中もフライトテストを継続、611日には型式検査承認(TIAType Inspection Authorization)を取得

‣ 722日に4号機がフライトテストを開始

‣ 初号機のデリバリー予定は2011年初頭に延びる可能性もあるが、現時点では2010年第4四半期を維持

 

防衛・宇宙・安全保障部門

● 2四半期の売上高は前年同期比8%減の80億ドル、ネットワーク&スペース・システム(N&SS)部門の減収が主因。営業利益率は、軍用機と関連サービス分野の利益率低下が影響して8.9%

● ボーイング・ミリタリーエアクラフト(BMA)部門の第2四半期売上高は、チヌークのデリバリー機数増もあり、前年同期比4%増の36億ドル。営業利益率は9.9%を記録、プログラム全体の好業績が労働争議と空中早期警戒管制機(AEW&C)の変更による影響を相殺。第2四半期には米国防総省がF/A-18EA-18Gの複数年契約を新たに締結する意向を発表したほか、米空軍と8機のC-17の契約を締結、ウェッジテイル機3機をオーストラリアにデリバリー

● ネットワーク&スペース・システム(N&SS)部門の第2四半期売上高は24億ドル、BCTMBrigade Combat Team Modernization)と地上配備型中間段階防衛(GMD)事業の減収が要因。営業利益率は各プログラムの堅調さを反映し7.1%を記録。第2四半期には、GMDの二段式GBI(地上配備型迎撃ミサイル)のフライトテストに成功したほか、初のGPSブロックⅡF-1衛星の打ち上げに成功

● グローバル・サービス&サポート(GS&S)部門の第2四半期売上高は保守・改修・近代化(maintenance modification and upgrade)事業の減収を背景に、前年同期比3%減の20億ドル。営業利益率は9.2%、統合ロジスティクスと保守・改修・近代化事業の利益率低下が影響。第2四半期には、C-130AMPAvionics Modernization Program)を遂行

● 米連邦航空局(FAA)から次世代航空交通管制システム、米空軍からはKC-10の操縦室の改良契約を獲得

● 防衛・宇宙・安全保障部門全体の受注残高は、第2四半期に受注を上回る複数年契約の解消があったため36億ドル減少して606億ドル、同部門の年間予想売上高の2倍以上に相当

 

見通し

● 2010年度通期の売上高・1株当たり利益・営業キャッシュフローの見通しは、各ビジネス部門での調整はあるものの変更なし。設備投資は減額となる見通し

● 2010年度通期の予想売上高は640億~660億ドル、1株当たり予想利益は引き続きリスク要因を加味して3.50~3.80ドル。営業キャッシュフローは製造段階にある主要開発プログラムへの投資を継続的に実施することからほぼゼロとなる見込み

● 2011年度の売上高は、787型機と747-8型機のデリバリーが主要因となり2010年度比で増収となる見込み。営業キャッシュフローは、デリバリー機数の増加予測や研究開発への投資計画などを背景に50億ドルを超える見通し

● 民間航空機部門の2010年度のデリバリー機数は787型機と747-8型機のデリバリー開始などを受け、これまで同じ460~465機と予測。同部門の予想売上高も変更なく310億~320億ドル、予想営業利益率は主要事業の堅調な業績を反映して前回の6.5~7.5%から7.5~8.5%に上方修正

● 防衛・宇宙・安全保障部門の2010年度予想売上高はこれまでと同様320億~330億ドル、予想営業利益率は現在の市場環境とこれまでの実績を基に約10%から9.5%に下方修正

● 2010年度の研究開発費は前回同様39億~41億ドル、設備投資は約17億ドルになる見込み(前回は19億ドル)