プレスリリース

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  • ボーイング 、東レとの素材調達契約を777Xにも拡大

    〜 航空宇宙市場での複合材使用拡張に向けた協業でも合意 〜

    2014年 11月 17日 - 

    東京発 ボーイングと東レ株式会社(以下 東レ)は、現在両社で締結している787ドリームライナー向け炭素繊維の供給契約を777Xの主翼にも適用することで合意、本日、両社で覚書を交わしたことを発表しました。当合意に関する正式契約が締結されると、現契約が2015年より長期にわたって延長されることになり、ボーイングが目指す対顧客向けコスト削減目標の実現に向けた重要な一歩となります。

    今回の合意により、東レによるボーイングへの供給量は大幅に増加します。777Xの翼幅は71.1m(235.4フィート)で、現在の777-300ER型機よりも6.95m(22.8フィート)延長します。先端に取り付けたウィングチップと合わせ、この主翼は運航中には効率性を高めて燃料消費量を大幅に削減、地上では搭乗ゲートへの適応柔軟性を有します。なお、777Xの主翼はワシントン州エバレットのボーイング工場にて製造する予定です。今回の合意により、777Xの主要構造部位に使われる75%以上の素材の調達計画が達成されたことになります。

    また、ボーイングと東レは、航空宇宙用途における炭素繊維複合材料の適用の拡張に向けた取組みを共同で実施することでも合意、製造システム全体での複合材の使用比率の増加や、金属と競合出来るコスト構造などに関する研究を進めます。

    ボーイングの最高技術責任者(チーフ・テクノロジー・オフィサー)であるジョン トレーシーは、「今回の決定は、何故東レが複合材供給市場でのリーダーの地位にあるかを鮮明に表しています。東レの技術に対する理解度は卓越しています。が、それだけではなく、素材としての複合材のパーフォーマンス、プロセス、経済性をより向上させることにより、航空宇宙分野でさらに多く活用出来る余地があるということも理解されているのです。今後両社で共同研究を実施していきます。東レから当社への素材供給対象に777Xが含まれることが決定し、非常に嬉しく思います」と語りました。

    ボーイングと東レは、炭素繊維に樹脂を合浸させたプリプレグ使用の先駆者であり、始まりは1970年代に遡ります。1994年、777型用に製造された尾部や床梁は、民間航空機の構造的に重要な部位に複合材が採用された初の事例となっています。そして、2004年、ローンチが決定した787型機にはより多くの複合材が採用されていることは周知の事実です。

    東レの代表取締役社長である日覺昭廣氏は、「ボーイング社とこのような覚書を締結に至ったことは、当社が70年代半から長年にわたり、優れた品質の炭素繊維材料を安定して供給してきたことで揺るぎない信頼関係を培ってきたことに加え、世界最高水準の技術開発力と航空機への複合材料適用拡大へ向けた当社のコミットメントがボーイング社に評価されたものと考えています。当社は、今後ともボーイング増産計画に合わせて、 材料供給体制を拡充していきます」と述べています。

    また、ボーイング ジャパン社長のジョージ マフェオは、「ボーイングは、約50年にわたり日本の航空宇宙企業とビジネス関係を続けており、次世代737型機、737 MAX、747/767/777型機、そして787ドリームライナーと、現在ボーイングが製造する全民間航空機のプログラムに参画して頂いています。東レをはじめとした日本サプライヤーの皆様の絶え間ない献身的努力が、ボーイング製品の成功を導いていると言っても過言ではありません。その皆様の力が、777Xプログラムにも拡大されることを非常に嬉しく思います」と語りました。

    2013年度、ボーイングが単年で日本より調達した製品、サービスの額は40億ドルを超えており、2019年までには、今回決定した777X複合材主翼向け素材の供給を含め、さらに360億ドルを調達、何万人もの雇用機会も創出すると見込んでいます。