プレスリリース

  • ボーイング、2019年第3四半期の業績を発表

    • 737 MAXの安全な運航再開に向け、引き続き各国当局や航空会社と協力
    • 売上高は200億ドル、737型機の納入機数減少を防衛部門およびサービス部門の契約数増加が一部相殺
    • GAAP での1株当たり利益は2.05ドル、1株当たりの中核利益(non-GAAP)*は1.45ドル
    • 営業キャッシュフローはマイナス24億ドル、12億ドルの配当支払いを実施
    • 受注残は民間航空機約5,500機を含め、4,700億ドル
    • 流動資産(現金および有価証券)は109億ドルと高い流動性

    シカゴ発,  2019年10月23日 - 

    表1:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

      第3四半期 9カ月
    2019年 2018年 前年
    同期比
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $19,980 $25,146 (21)% $58,648 $72,786 (19)%
    GAAP
    営業利益 $1,259 $2,227 (43)% $229 $7,812 (97)%
    営業利益率 6.3% 8.9% (2.6) Pts 0.4% 10.7% (10.3) Pts
    純利益 $1,167 $2,363 (51)% $374 $7,036 (95)%
    1株当たり利益 $2.05 $4.07 (50)% $0.66 $11.95 (94)%
    営業キャッシュフロー ($2,424) $4,559 NM ($226) $12,375 NM
    Non-GAAP*
    中核営業利益/(損失) $895 $1,890 (53)% ($864) $6,793 NM
    中核営業利益率 4.5% 7.5% (3.0) Pts (1.5)% 9.3% (10.8) Pts
    1株当たり中核利益/(損失) $1.45 $3.58 (59)% ($1.13) $10.55 NM

    * Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
    Boeing Reports Third-Quarter Results
    ※ NM = Not Meaningful(非適用)

    ボーイングは本日、2019年第3四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は200億ドル、1株当たりの利益(GAAP)は2.05ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*は1.45ドルでした。737型機の納入機数の減少を防衛部門およびサービス部門の契約数増加が一部相殺しています(表1)。営業キャッシュフローはマイナス24億ドル、配当金の支払い額は12億ドルでした。

    ボーイングは737 MAXのソフトウェアを改修し、トレーニング内容を強化しました。引き続き米連邦航空局(FAA)および各国の民間航空規制当局と連携しながら、承認と安全な運航再開に向けた残りの手続きを進めています。運航再開の時期と条件は、各国当局がそれぞれの管轄内で判断します。この第3四半期の業績報告は、各国当局による737 MAXの運航再開への承認が2019年第4四半期に下り、2020年後半までに737型機の生産レートを月産42機から57機に引き上げる予測に基づいています。

    ボーイングの社長兼CEOであるデニス マレンバーグは次のように述べています。
    「737 MAXの安全な運航再開を何よりも優先し、着実に準備を進めています。さらに、製品とサービスの安全性をこれまで以上に重視するための取り組みも行っています。安全、品質、誠実さという私たちの価値を常に大切にしながら、引き続きお客様への約束を果たし、新たな機会を捉えていきます」

    第3四半期の営業キャッシュフローはマイナス24億ドルでした。これは主に、737型機の納入機数減少、前払い、キャッシュフローの受け払いのタイミングを反映したものです。また、当四半期には前年同期比で1株当たり配当金を前年同期比で20%増額し、12億ドルの配当金を支払いました。

    現金および有価証券への投資額は当四半期期首の96億ドルから109億ドルとなりました。負債額は主に新規発行社債により、期首の192億ドルから247億ドルに増加しました。

    受注残は、当四半期中の純受注額160億ドルを含め、期末時点で4,700億ドルでした。

    主要ビジネス部門ハイライト

    民間航空機部門

    表2:民間航空機部門(単位100万ドル)

      第3四半期 9カ月
    2019年 2018年 前年
    同期比
    2019年 2018年 前年
    同期比
    納入機数 62 190 (67)% 301 568 (47)%
    売上高 $8,249 $14,071 (41)% $24,793 $40,968 (39)%
    営業利益/(損失) ($40) $2,033 NM ($3,813) $5,230 NM
    営業利益率 (0.5)% 14.4% (14.9) Pts (15.4)% 12.8% NM
    • 民間航空機部門の第3四半期の売上高は82億ドル。737型機の納入機数減少を反映(表2)。営業利益率はマイナス0.5%に低下。737型機の納入機数減少を787型機プログラムの利益率向上で一部相殺。計上された737型機の生産コスト予測は、当四半期中に9億ドル増加。主に、運航再開と計画済みの生産レート上昇の見込みを反映。737 MAX運航の一時停止措置に関連するお客様に対する潜在的なコスト、その他の留意事項には大きな変更なし
    • 当四半期には62機の民間航空機を納入。現在の世界貿易の動向を考慮し、787型機の生産レートを2020年後半から約2年間にわたり月産12機に引き下げ。777Xプログラムは2020年初頭の初飛行に向け、順調に試験を進行中。初納入時期の目標は2021年はじめ
    • 当四半期中の純受注額は50億ドル。大韓航空から787型機を20機、ニュージーランド航空から787型機を8機、チャイナエアラインから777型貨物機を6機受注。当四半期の受注残は約5,500機、金額ベースで3,870億ドル

    防衛・宇宙・セキュリティ部門

    表3:防衛・宇宙・セキュリティ部門(単位100万ドル)

      第3四半期 9カ月
    2019年 2018年 前年
    同期比
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $7,042 $6,937 2% $20,265 $19,518 4%
    営業利益/(損失) $755 ($247) NM $2,577 $886 191%
    営業利益率 10.7% (3.6)% 14.3 Pts 12.7% 4.5% 8.2 Pts
    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第3四半期の売上高は70億ドルに増加。衛星、兵器、T-7Aレッドホーク(旧T-X練習機)の契約数増加が牽引役。F-15の契約数減少を一部相殺(表3)。営業利益率は10.7%に上昇。前年同期に含まれた費用が当四半期にはないこと、業績が改善されたことが主な要因
    • 当四半期には、米空軍から空中給油機KC-46Aについて15機の製造を含む5回目となる生産ロットを受注。米陸軍向けのAH-64Eアパッチ戦闘ヘリコプター9機の契約を獲得。当四半期の重要なマイルストーンには、無人艦載空中給油機MQ-25の初飛行試験の完了、英空軍向けP-8Aポセイドン哨戒機初号機の初飛行の完了、スペース・ローンチ・システム(SLS)のコアステージの最終組み立てなど。T-7Aレッドホークの100回目の試験飛行も実施
    • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の第3四半期の受注残高は620億ドル、そのうち30%が米国外顧客からの受注

    グローバル・サービス部門

    表4:グローバル・サービス部門(単位100万ドル)

      第3四半期 9カ月
    2019年 2018年 前年
    同期比
    2019年 2018年 前年
    同期比
    売上高 $4,658 $4,101 14% $13,820 $12,148 14%
    営業利益 $673 $548 23% $2,013 $1,799 12%
    営業利益率 14.4% 13.4% 1.0 Pts 14.6% 14.8% (0.2) Pts
    • グローバル・サービス部門の第3四半期の売上高は47億ドルに増加(表4)。主にボーイング・ディストリビューション・サービス(旧KLX)の買収や政府向けサービスの契約数増加が牽引役に。営業利益率は主に業績改善により14.4%に向上
    • 当四半期は、カタール向けF-15トレーニング、A-10サンダーボルトIIの翼交換、空中給油機KC-46Aの5回目の生産ロットに対するサービスについて、米空軍から契約を獲得。また、インディゴ(IndiGo)とデジタルソリューション契約を締結したほか、インド当局からの承認後、スパイスエクスプレス(SpiceXpress)に737-800BCF(ボーイング改造貨物機)初号機を納入