767型機の概要

ボーイング中型機767ファミリーは、デビュー当初から日本の航空会社に導入いただき、200~300席の中型機市場において、収益性と快適性の両面で各社から高い評価を受けています。

ボーイングはこれまで、日本の航空会社に767型機を164機納入しています。これは世界全体の納入総数1,076機(2015年6月末現在)の15%に相当します。日本との深い結び付きは767型機の開発・製造にも表れており、その高い技術力と信頼性によって、同機における日本企業の生産分担比率は16%に上っています。

日本での運航実績はすでに30年以上に及び、国内に充実したサポートサービスの基盤が確立されていることも、767型機の大きな特長の一つになっています。

767ファミリーは、旅客型3機種(767-200ER、767-300ER、767-400ER型機)と、767-300ER型を基盤とするフレイターによって構成され、搭載能力、航続距離、快適性、他のボーイング製航空機との共通性などから、市場より高い支持を得ています。

また、767型フレイターは、767-300ER(航続距離延長)型機の派生型であり、767旅客型用に開発した航空電子工学、航空力学、素材、推進装置などを採用、高い燃料効率、運用上の柔軟性、低騒音、全デジタル フライトデッキを有します。

767型機の設計・仕様は、空中給油・輸送機のKC-767やKC-46、早期警戒管制機(AWACS)のE-767にも転用されています。

767型機情報