777型機の概要

ボーイング777型ファミリーは、市場からの要望を取り入れて誕生した双通路型機で、そのデザインは革新性に満ち溢れ、航空会社にかってない高い価値を提供しています。

また、777型機は、3次元コンピューター・グラフィックスで設計を施す、初の全デジタル設計航空機で、コンピューター上で「模擬組立て」を可能とし、従来行っていた高価な実物大模型の製造を必要としません。

ボーイング777型ファミリーは、市場からの要望を取り入れて誕生した双通路型機で 、777型フレイターは、低燃費・長距離運航・大量貨物搭載のフレイターを望む各航空会社からの強い要望に応える形で、 2004年11月、導入が決定されました。最新のテクノロジーを導入した777-200LRの派生型で、その比類ない効率性を長距離路線に提供し、より遠 く、より多くの貨物を輸送します。なお、初号機は、2009年3月にエールフランス航空にデリバリーを完了しました。
現在、777型ファミリーは、777-200型機、777-200ER (extended range)型機、777-200LR (longer-range)型機、777-300型機、777-300ER型機、および777型フレイターの計6モデルで構成されています。

プログラムローンチは、1990年10月にユナイテッド航空からの受注により決定し、1995年6月より運航を開始しています。

777-300型機は、1995年6月26日、ボーイング取締役会によって製造開始が決定、初号機は、1998年6月に最初にキャセイ・パシフィック航空へデリバリーされました。

777-200型機と777-300型機は、航続距離延長型として2000年2月にローンチ、それまで直行便就航が不可 能な路線の開設を可能とし、新規路線にその経済性と快適性を提供しています。なお、777-300ER型初号機は、2002年11月14日にワシントン州 エバレット工場で初披露しています。

777型機は、機内スペースの有効利用にも革新性をもたらしており、客室天井上部には乗務員用休憩スペースの設置を可能としています。
また、新型の主翼・高効率エンジン・軽量構造により燃料効率はさらに向上、排出ガスを低減し、1ポンドの燃料を節約する度に、3ポンドの二酸化炭素排出を減少します。優れた燃料効率性は、経済面だけでなく、環境にも優れているのです。

777型機のより詳細な情報は、ボーイング民間航空最新型機用ウェブ(newairplane.com)をご参照ください (英語ページ)

777型機情報