KC-767 空中給油・輸送機

KC-767 空中給油・輸送機は、世界最先端の空中給油機で、燃料効率性に優れており、航続距離も長く、空中給油の他、貨物、要員、傷病者の輸送も可能です。

KC-767 空中給油・輸送機は、現在日本とイタリアの2ヶ国が保有しています。

日本の航空自衛隊向けKC-767タンカーは、2003年に契約を締結しました。2005年6月には1号機となる767-200ER型機がカンザス州ウィチタ に到着し、KC-767へと改造され、2006年12月21日に初飛行致しました。

2008年第1四半期には、最初の2機が納入され、3機目は翌年の3月9日に、4号機は同年12月にパートナーである伊藤忠に納入された後、航空自衛隊に引き渡しされています。2010年4月にIOC(初度作戦能力)獲得。

KC-767は、ボーイングの767-200ER型機を母機とした派生型で、空中給油機能を保持しながらも、機内仕様を
  • コンバーチブル(人員輸送用/貨物輸送用)
  • コンビネーション(人員輸送用/貨物輸送用/人員および貨物の同時輸送用)
  • 貨物輸送専用
  • 人員輸送専用
にすることが可能です。

機体仕様
乗員 : 3名(機長、副機長、給油作業員)
全幅 :  47.57m
全長 :  48.51m
全高 : 15.9m
最高速度: 時速874km
エンジン:プラット&ホイットニー製PW4062/ゼネラル・エレクトリック製
             CF6-80C2B7F/ゼネラル・エレクトリック製CF6-80C2B6F
貨物搭載:上部デッキ用パレット/19枚+前胴下部用パレット/3枚
座席 : 200席

自衛隊が運用するKC-767J型機に関しては、航空自衛隊のホームページをご参照ください。