サステナビリティ

  • 持続可能な航空宇宙産業への道


    ボーイングは、2050年までに航空宇宙産業の脱炭素化の実現を目指し、様々な取り組みを進めています。航空宇宙産業がこれからも安全かつ持続可能であり続けるための責任を担い、世界中の航空業界と連携しながら気候変動対策を推進してまいります。

    革新とクリーンテクノロジー
    ボーイングが描く脱炭素化の未来像には幅広いソリューションが求められます。具体的には、航空会社による保有機材の置き換え、航空ネットワークの運航効率の改善、再生可能エネルギーや持続可能な航空燃料(SAF)の活用、先進技術の導入などが挙げられます。

    持続可能な航空燃料(SAF)
    持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)の活用は、航空機の運航によるCO2排出量の削減につながります。

    ボーイングは、2008年に初めて民間航空機のSAFによる飛行試験を成功させました。それ以来、SAFの開発では業界を牽引し、世界中の航空会社、政府、研究機関、その他のパートナーと共に、新しい燃料の持続可能な調達と製造の分野においても積極的に取り組んでいます。

    持続可能な航空燃料は、非食用植物、農産および森林廃棄物、家庭から出るリサイクル不可の廃棄物、産業工場からの排出ガスなどあらゆる原料から製造されます。

    ボーイングは、2030年までにすべてのボーイング民間航空機が100%SAFで運航できるよう、その承認取得を目指しています。日本では、航空会社や関係者と緊密に連携しながら、SAFの導入および商業化への取り組みを進めてまいります。

    持続可能な航空機の姿
    再生可能エネルギーの活用は、脱炭素化に向けた取り組みの中で極めて重要な役割を担います。持続可能な燃料で飛ぶ航空機には、電動航空機や水素航空機が含まれます。ボーイングは、業界に先駆けて新しいテクノロジーやソリューションを創造しています。

    ボーイング民間航空機においては、材料の軽量化、先進的なエンジンの搭載、空気抵抗の低減により、最新機種は燃料消費量とCO2排出量を15〜20%削減します。

     

    水素燃料電池航空機による世界初の有人飛行(2008年) 液体水素燃料による無人飛行(2012年)
    水素燃料電池航空機による世界初の有人飛行(2008年) 液体水素燃料による無人飛行(2012年)
    遷音速トラス支持翼(2016年) Wiskによる電動エアタクシー(2019年)
    遷音速トラス支持翼(2016年) Wiskによる電動エアタクシー(2019年)

     

    エコデモンストレーター
    ボーイングのエコデモンストレーターは、航空会社と乗客が実際に直面する課題や環境負荷の問題を解決するために、様々な技術をテストする飛行実験です。2010年のプログラム開始以来、毎年様々なパートナーと共に、業界の常識を刷新する革新的な技術をボーイング機に搭載して飛行実験を行ってきました。

    2020年のプログラムではエティハド航空と提携し、同社の新しい787-10ドリームライナー機に持続可能性を高める技術を搭載し、飛行実験を実施しました。エコデモンストレータープログラムには日本からもパートナーが参加してきました。これまでに、日本航空(JAL)が温室効果ガスなどの大気観測を、IHIが再生型燃料電池の飛行実証試験を行いました。

    ボーイングの英語サイト(Boeing ecoDemonstrator Program)では、エコデモンストレーターについて詳しい情報を掲載しています。プロジェクトの詳細や試験の様子を撮影した動画をご覧いただけます。

    持続可能なオペレーション>
    ボーイングは航空機の製造においても、CO2排出量、廃棄物、水の使用量、エネルギー消費量を低減するために、環境パフォーマンスの2030年目標を設定しています。2020年には、工場と主要な事業拠点からの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにし、2017年と比べてエネルギー消費量を12%、水の使用量を23%、固形廃棄物を44%、有害廃棄物を34%、それぞれ削減しました。

    ボーイングの持続可能な航空宇宙への取り組みについて、詳しくはサステナビリティレポート(英語)をご覧ください。