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個人用飛行装置の国際コンテスト「GoFly」
ボーイングがメインスポンサーを務める個人用飛行装置の国際コンテスト「GoFly」では、現在応募者を募集しています。2017年9月に発表された賞金総額200万ドルの本コンテストは、2年間にわたって誰もがどこででも利用できる個人用飛行装置の開発を競うものです。人類の長年の夢──それは、空を見上げて「あ、人が飛んでる!」と言う日の実現です。そのために、
- 垂直もしくは垂直に近い離着陸機能
- 燃料補給や再充電なしで20マイルの有人飛行が可能
- 安全で超小型
- 高い静粛性による都市部での実用性
といった条件を満たす個人用飛行装置を造ってください。
※設定から日本語字幕を表示できます。
本コンテストの賞金は3段階に分けて授与されます。第1段階は、技術仕様書による書類審査により10チームが選ばれ、それぞれに2万ドルが贈られます。第2段階では修正版の技術仕様書とその試作機により4チームが選ばれ、それぞれ5万ドルが贈られます。
最後の第3段階は、2019年秋に開催されるFinal Fly-Off会場においてグランプリ受賞者が発表されます。速度、静粛性、サイズの各項目を点数化したFly-Off総合点において最高点を獲得した勝者チームに、賞金100万ドルが贈られます。この最終審査は、ボーイングと業界有数の組織で構成された航空機専門チームが行います。
なお、最終のFly-Off審査において、グランプリ以外にも各賞を獲得するチャンスがあります。現在の最先端航空技術の概念を打ち砕くような技術革新を達成したチームに10万ドル、そして騒音を最小限に抑える静粛性部門と、最小サイズ部門の優勝チームにそれぞれ25万ドルが授与されます。
本コンテストには、愛好家、研究者、エンジニア、学生など、職種や経歴に関係なく独自のアイデアを持つすべてのイノベーターが参加できます。提出締め切りは第1段階が2018年4月18日、第2段階が2019年2月6日(第2段階の参加登録締め切りは2018年12月8日)です。コンテストへの参加は応募専用ウェブサイト(英語)から登録できます。応募に関する規定や条件の詳細もご覧いただけます。
GoFly Prizeに関する詳細は、特設ウェブサイト(英語)をご覧ください。なお、本コンテストの使用言語は英語で、締め切り等の日付は米国時間です。
(2018年 1月 19日)