ボーイングの概要

Air New Zealand unveils beautiful 787-9 Dreamliner livery

ボーイングは、民間航空機と軍用機を製造する世界最大の企業です。回転翼航空機、電子・防衛システム、ミサイル、ロケットエンジン、衛星、衛星打ち上げ機などの幅広い製品を世界150カ国以上に提供し、売上高では米国最大の輸出企業の一社です。

ボーイングは常に革新的な製品とサービスを提供することで世界の航空宇宙業界をリードしています。顧客の要望に応え、より効率性を高めた民間航空機を開発するとともに、各国軍のプラットフォーム、防衛システム、戦闘機をネットワークで統合するネットワーク・セントリック・オペレーション(NCO)など、製品とサービスの充実に努めています。本社は米国イリノイ州シカゴにあり、従業員数は米国内と世界60カ国に16万人以上、主要事業施設を米国ワシントン州ピュージェット湾地域、南カリフォルニア、ミズーリ州セントルイスに置いています。なお、2015年の売上高は961億ドルです。

ボーイングは民間航空機、防衛・宇宙・セキュリティを主要事業部門としています。その両主要部門をサポートするのが、世界的な金融部門であるボーイング・キャピタル・コーポレーションや、各事業部に横断的サービスを提供するシェアード・サービス部門、革新的な技術やプロセスの開発・導入をサポートするボーイング・テクノロジー部門です。

民間航空機部門
民間航空機分野では長年にわたって世界をリードしています。今日のボーイング製民間航空機ラインナップは、737/747/767/777/787型機とボーイング・ビジネスジェットで構成されており、新型機として787-10ドリームライナー、737 MAX、そして777Xの開発を進めています。現在世界中の空を飛行する民間航空機の約65%以上に当たる1万機がボーイング製です。

ボーイングのサービス部門であるコマーシャル・アビエーション・サービス(CAS)は、世界中の旅客・貨物エアラインや整備・修理・オーバーホール施設に対し、世界屈指のエンジニアリング・サービス、改修・ロジスティクス・サービスなどの総合的なサービスを提供。ボーイング製民間航空機が常に最高の状態で運航されるようにしています。

防衛・宇宙・セキュリティ部門
防衛・宇宙・セキュリティ部門は、世界各国の政府、軍隊、民間企業を対象とし、陸海空宇宙をベースとする統合プラットフォームをより強固とする、大規模で微細にわたるサービスを提供しています。

また、戦闘機、爆撃機、輸送機、空中給油機、回転翼機、ミサイル、各種軍需品の生産、改造、サポートなどを軍民両用に行っている他、ネットワーク・セントリック・オペレーションや通信、偵察、諜報テクノロジーなどを通じ、常に先端を目指して開発を続けています。

同部門は米国政府に対しても、NASAのスペース・シャトル、国際宇宙ステーションプログラム、米ミサイル防衛庁の地上配備型中間段階防衛プログラム、米陸軍のフューチャー・コンバット・システムプログラムや米本土安全保障省が管理する国境警備構想など、多くの国家プログラムにシステム・インテグレーターとして参画しています。

ボーイング・キャピタル・コーポレーション
ボーイング・キャピタル・コーポレーション(BCC)は、主に民間航空機部門や統合防衛システム部門と協力して、民間航空機や軍用機、人工衛星、打ち上げ機などを購入するボーイングの顧客向けに世界規模の金融サービスを提供しています。

BCCはボーイングの誇る財政上の優位性や世界中に広がるネットワーク、顧客情報、そしてファイナンスのプロフェッショナルを結集させ、およそ34億ドル(2015年末時点)のポートフォリオを有します。

シェアード・サービス部門
シェアード・サービス部門は、ソースの一元化によるメリットを生かした各種サービスをボーイングの各部門に提供しています。各部門に共通のサービスを効率的かつ革新的な方法で提供することにより、ボーイングの競争力向上に寄与することを目指し、セキュリティ、輸送、施設、各種製品・サービスの購入などの基本的サポートからコンピュータ、通信、電子商取引、情報管理に至るまで、多様なサービスを提供しています。

また、安全性や健康管理、環境関連の計画立案を指導するとともに、ボーイング・トラベル・マネジメントを通じて、ボーイングの従業員や企業ユーザーに総合的な旅行サービスを提供しています。さらに、傘下のボーイング・リアリティを通じて、リース物件を含む各種資産の取得および販売を行っています。

エンジニアリング・オペレーション・テクノロジー
ボーイングのエンジニアリング・オペレーション・テクノロジーは、ボーイング全体に、最適な人材、最新テクノロジー、プロセス等を適時提供し、各事業部とボーイング全体の成長戦略の立案をサポートしています。

革新性、技術的長所や、エンジニアリング、オペレーション、クオリティ、情報テクノロジー分野などでの主導的役割などを基にした戦略は、リサーチ・アンド・テクノロジー、インテレクチュアル・プロパティー・マネージメント、インフォメーション・テクノロジーなどの主組織により様々な方法で提供されています。

これらの活動を通し、エンジニアリング・オペレーション・テクノロジーは、戦略的な新規プログラムの開発を進め、革新的なテクノロジーやプロセスに対するソリューションを提供し、ボーイングをネットワーク型グローバル企業へと変換させ、その知的財産を拡大・保護することで、ボーイングの成長の礎を築いています。