プレスリリース

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ボーイング、2023年第1四半期の業績を発表

アーリントン発,  2023年4月26日 - 

  • 2023年中の737型機納入見込みは400〜450機を維持、年後半に月産38機まで引き上げ予定
  • 売上高は179億ドルに増加、主に民間航空機130機の納入を反映
  • 営業キャッシュフローはマイナス3億ドル、フリーキャッシュフローはマイナス8億ドル(non-GAAP)*、流動資産(現金および有価証券)は148億ドル
  • 受注残高は4,110億ドル。民間航空機の受注残は4,500機超
  • 通期見通し:営業キャッシュフローは45〜65億ドル、フリーキャッシュフローは30〜50億ドル(non-GAAP)*

表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

  第1四半期
2023年 2022年 前年
同期比
売上高 $17,921 $13,991 28 %
GAAP
営業利益(損失) ($149) ($1,162) NM
営業利益(損失)率 (0.8)% (8.3)% NM
純利益(損失) ($425) ($1,242) NM
1株当たり利益(損失) ($0.69) ($2.06) NM
営業キャッシュフロー ($318) ($3,216) NM
Non-GAAP*
中核営業利益(損失) ($440) ($1,445) NM
中核営業利益(損失)率 (2.5)% (10.3)% NM
1株当たり中核利益(損失) ($1.27) ($2.75) NM

* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
Boeing Reports First-Quarter Results
※ NM = Not Meaningful(非適用)

ボーイングは本日、2023年第1四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は179億ドル、1株当たりの利益(GAAP)はマイナス0.69ドル、1株当たり中核利益(non-GAAP)*はマイナス1.27ドルでした(表)。営業キャッシュフローはマイナス3億ドル、フリーキャッシュフローはマイナス8億ドル(non-GAAP)*でした。民間航空機部門で売上高の増加と業績の改善がありました。

営業キャッシュフローは当四半期中、民間航空機の納入数増加を反映し、マイナス3億ドルでした。

現金および有価証券への投資額は、当四半期期首の172億ドルに対し期末は148億ドルでした。負債額は、満期を迎えた負債の支払いにより期首の570億ドルから554億ドルに減少しました。未引出しの融資枠として120億ドルを確保しています。

受注残高は、第1四半期末時点で4,110億ドルでした。

主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

  • 民間航空機部門の第1四半期の売上高は67億ドルに増加。737型機と787型機の納入機数増加が牽引役となり、787型機に対する顧客の事情によって一部相殺。営業利益率はマイナス2%。研究開発費などの期間費用の増加を反映
  • 737型機プログラムでは今月、胴体部製造サプライヤーが一部の737 MAXの胴体最後部セクションで2つの接続部品が正規の方法で取り付けられていなかったとボーイングに報告。飛行の安全性の問題ではなく、稼働中の機体は安全に運航を継続可能。必要な検査と補修を実施するため、短期的な納入と生産は影響を受けるものの、2023年中に400〜450機納入する見込みは維持。生産に関してサプライヤーの基本計画に変更はなく、月産レートの引き上げ計画から在庫水準が上昇する予定。今後数カ月で最終組み立ては回復する見込みで、年後半に月産38機に、2025〜2026年には月産50機に引き上げる計画
  • 787型機プログラムでは、現在月産3機で生産し、年末までに月産5機に、2025〜2026年には月産10機に引き上げる計画
  • 当四半期には107機の純受注を獲得。また、当四半期中にエア・インディアから190機の737 MAX、20機の787型機、10機の777X、リヤド・エアとサウジアラビア航空(サウディア)から最大121機の787型機のコミットメントを獲得
  • 当四半期には130機の民間航空機を納入。受注残は4,500機超、金額ベースで3,340億ドル

防衛・宇宙・セキュリティ部門

  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第1四半期の売上高は65億ドル。営業利益率はマイナス2%で、KC-46Aプログラムにおけるすでに報告済みのサプライヤー品質問題による生産停止や補修から生じた税引前費用2億4,500万ドルを計上したことが主な要因。業績は、その他のプログラムにおける不安定な労働力やサプライチェーンの混乱が引き続き稼働に影響していることも反映
  • 当四半期には、米陸軍から184機のアパッチ、米空軍から15機の空中給油機KC-46Aと早期警戒管制機(AEW&C)E-7初号機開発の契約を獲得
  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の第1四半期の受注残高は580億ドル、そのうち30%が米国外顧客からの受注

グローバル・サービス部門

  • グローバル・サービス部門の第1四半期の売上高は47億ドル、営業利益率は9%。民間航空機のサービス契約数の増加と良好な組み合わせを反映
  • 当四半期は、インド初のボーイング改造貨物機(BCF: Boeing Converted Freighter)生産ライン立ち上げにGMR Aero Technicと協力して取り組んだほか、エアキャップにとって50機目となる737-800BCFを納入。フロリダ州ジャクソンビルで新たなコンポーネント・オペレーション・ファシリティの建設にも着工

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