プレスリリース

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ボーイング、2023年のサステナビリティレポートを発表 ~ 航空業界の脱炭素化に向けた進展と連携を強化~

  • 持続可能なオペレーション、クリーンテックの開発、従業員の安全などの指標に基づく目標達成度を確認

アーリントン発,  2023年6月14日 - ボーイングは本日、2023年のサステナビリティレポート(英語)を発表しました。本レポートでは、持続可能な航空宇宙業界の未来に向けたボーイングのビジョンと道筋を公表し、さまざまな成果を報告しています。その中には、工場での再生可能エネルギーの使用や民間航空機用の持続可能な航空燃料(SAF)の購入がそれぞれ増加したこと、燃料消費量、CO2排出量、騒音を低減する航空宇宙技術への継続した大型投資などが挙げられます。

今回のレポートは「Sustainable Aerospace Together(持続可能な航空宇宙を、ともに)」と題し、環境資源の責任ある管理や人材開発とインクルージョンを推進してきたこの1年間の取り組みを報告しています。例えば、持続可能なオペレーション、クリーンテクノロジーによるイノベーションのほか、従業員の安全と幸福に関するサステナビリティの目標、世界的な航空宇宙の安全性、地域社会への貢献、公平さとダイバーシティ&インクルージョンなどへの取り組みがあります。

2023年のレポートでは、持続可能性に関する以下のような成果を報告しています。

  • 航空業界のCO2排出量削減戦略を数値化するデータモデリングツール「ボーイング・カスケード・クライメート・インパクト・モデル(Boeing Cascade Climate Impact Model)」を一般公開し、その応用方法を紹介しました。
  • 遷音速トラス支持翼(Transonic Truss-Braced Wing, TTBW)を採用した持続可能なフライトデモンストレーター機の開発と飛行試験を主導することに、米航空宇宙局(NASA)から選定されました。
  • ボーイングのエコデモンストレーター・プログラムは10周年を迎え、これまでに燃料消費量、CO2排出量、騒音を低減する約230種類の技術を評価してきました。2022年のプログラムでは777-200型機を使用し、航空業界の脱炭素化につながる30種類の新技術を試験しました。
  • ボーイングの民間航空機用に760万リットル(200万ガロン)のSAFを調達しました。
  • 2022年は再生可能電力と再生可能エネルギークレジットを購入することで、全社にわたる再生可能電力の使用量が2021年の21%から増加し、35%を達成しました。
  • IAEG(国際航空宇宙環境グループ)が制定し、EcoVadis(エコバディス)が実施しているサプライヤー・サステナビリティ評価に対する業界の自主的な取り組みを開始しました。

安全性、公平さとダイバーシティ&インクルージョン、地域社会での取り組みなど、その他の成果については、「2023 Chief Aerospace Safety Officer Report」「2023 Global Equity, Diversity & Inclusion Report」「Boeing 2023 Community Impact Portfolio」をご覧ください。

2023年のサステナビリティレポート全文では、ボーイングの持続可能性に関する成果と目標の詳細を紹介しています。また、持続可能性に対するボーイングの姿勢や取り組み、パートナーシップについては下記ウェブサイト(英語)をご覧ください。 https://www.boeing.com/principles/sustainability

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