プレスリリース

ボーイング、2025年第2四半期の業績を発表

※当リリースは、米国時間2025 年 7 月 29日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
全文および注釈等は英語オリジナル書面を参照ください。

アーリントン発、2025年7月29日

  • 737型機の生産は当四半期に月産38機まで引き上げ
  • 売上高は227億ドルに増加、主に民間航空機150機の納入を反映
  • 1株当たりの損失(GAAP)は0.92ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は1.24ドル
  • 営業キャッシュフローは2億ドル、フリーキャッシュフローはマイナス2億ドル(non-GAAP)*
  • 受注残高は6,190億ドルに増加、民間航空機の受注残は5,900機超

表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

 

第2四半期

上半期

2025年

2024年

前年

同期比

2025年

2024年

前年

同期比

売上高

$22,749

$16,866

35%

$42,245

$33,435

26%

GAAP

営業利益(損失)

($176)

($1,090)

NM

$285

($1,176)

NM

営業利益(損失)率

(0.8)%

(6.5)%

NM

0.7%

(3.5)%

NM

純利益(損失)

($612)

($1,439)

NM

($643)

($1,794)

NM

希薄化後1株当たり利益(損失)

($0.92)

($2.33)

NM

($1.09)

($2.90)

NM

営業キャッシュフロー

$227

($3,923)

NM

($1,389)

($7,285)

NM

Non-GAAP*

中核営業利益(損失)

($433)

($1,392)

NM

($234)

($1,780)

NM

中核営業利益(損失)率

(1.9)%

(8.3)%

NM

(0.6)%

(5.3)%

NM

1株当たり中核利益(損失)

($1.24)

($2.90)

NM

($1.73)

($4.04)

NM

* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。

※ NM = Not Meaningful(非適用)

ボーイングは本日、2025年第2四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は227億ドル、1株当たりの損失(GAAP)は0.92ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は1.24ドルでした。営業キャッシュフローは2億ドル、フリーキャッシュフローはマイナス2億ドル(non-GAAP)*でした。主に業績の改善と民間航空機部門での売上高増加を反映しました。

ボーイング社長兼CEOのケリー・オルトバーグは、「安全性と品質の強化に向けた抜本的な改革は良い成果をもたらしており、事業の安定化と、お客様へのより高品質な航空機、製品、サービスのご提供を進めております。下半期に向けて、動きの激しい世界情勢の中で事業を展開しながら、引き続き信頼の回復、および業績回復に向けた不断の前進に注力してまいります」と語っています。

営業キャッシュフローは当四半期中、民間航空機の納入数増加と運転資本回転期間を反映し、2億ドルでした。

現金および有価証券への投資額は、主に当四半期中の債務返済とフリーキャッシュフロー活用により、当四半期期首の237億ドルに対し期末は230億ドルでした。負債額は、満期を迎えた負債の支払いにより期首の536億ドルから533億ドルに減少しました。融資枠として100億ドルを確保しておりますが、引き出しは行われておりません。

受注残高は、第2四半期末時点で6,190億ドルでした。

主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

  • 民間航空機部門の第2四半期の売上高は109億ドル、営業利益率はマイナス5.1%。主に納入数増加を反映。
  • 737型機プログラムは当四半期中に月産38機まで引き上げ済み。現在の生産を安定させてから、月産42機への引き上げ申請を年内に提出する計画。787型機プログラムは現在、月産7機。
  • 当四半期には455機の純受注を獲得。カタール航空からの120機の787型機、30機の777-9型機、ブリティッシュ・エアウェイズからの32機の787-10型機を含む。
  • 当四半期には150機の民間航空機を納入。受注残は5,900機超、金額ベースで5,220億ドル。

防衛・宇宙・セキュリティ部門

  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第2四半期の売上高は66億ドル。営業利益率は1.7%で、安定した業績を反映。
  • 当四半期には、米空軍からT-7Aレッドホーク量産に向けた試験機4機の製造に関する契約を獲得し、米海軍向けのMQ-25スティングレイ初号機の地上試験を開始。
  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の当四半期の受注残高は740億ドル、そのうち22%が米国外顧客からの受注。

グローバル・サービス部門

  • グローバル・サービス部門の第2四半期の売上高は53億ドル、営業利益率は19.9%。良好な業績と適切な構成を反映。
  • 当四半期は、ロンドン・ガトウィック空港にあるMRO(保守、修理、オーバーホール)施設の売却を完了。韓国海軍からP-8A訓練システムおよびサポート提供に関する契約を獲得。

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