プレスリリース

ボーイング、2025年第3四半期の業績を発表

※当リリースは、米国時間2025 年 10月 29日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
全文および注釈等は英語オリジナル文面を参照ください。

アーリントン発、2025年10月29日

  • 737型機の生産は月産38機で安定、月産42機への引き上げについて米連邦航空局(FAA)と10月に合意
  • 売上高は233億ドルに増加、主に民間航空機160機の納入を反映
  • 決算は777X認証取得時期の変更に関連する費用49億ドルの影響を反映
  • 営業キャッシュフローは11億ドル、フリーキャッシュフローは2億ドル(non-GAAP)*
  • 受注残高は6,360億ドルに増加、民間航空機の受注残は5,900機超

表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)
 

 

第3四半期

9カ月

2025年

2024年

前年

同期比

2025年

2024年

前年

同期比

売上高

$23,270

$17,840

30%

$65,515

$51,275

28%

GAAP

営業利益(損失)

($4,781)

($5,761)

NM

($4,496)

($6,937)

NM

営業利益(損失)率

(20.5)%

(32.3)%

NM

(6.9)%

(13.5)%

NM

純利益(損失)

($5,339)

($6,174)

NM

($5,982)

($7,968)

NM

希薄化後1株当たり利益(損失)

($7.14)

($9.97)

NM

($8.25)

($12.91)

NM

営業キャッシュフロー

$1,123

($1,345)

NM

($266)

($8,630)

NM

Non-GAAP*

中核営業利益(損失)

($5,049)

($5,989)

NM

($5,283)

($7,769)

NM

中核営業利益(損失)率

(21.7)%

(33.6)%

NM

(8.1)%

(15.2)%

NM

1株当たり中核利益(損失)

($7.47)

($10.44)

NM

($9.22)

($14.52)

NM

* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。

※ NM = Not Meaningful(非適用)

ボーイングは本日、2025年第3四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は233億ドルで、業績の改善と民間航空機部門での売上高増加を反映しました。1株当たりの損失(GAAP)は7.14ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は7.47ドルで、主に777Xプログラムにおける49億ドルの税引前損失(1株当たりの損失6.45ドル増加)を反映しました。営業キャッシュフローは11億ドル、フリーキャッシュフローは2億ドル(non-GAAP)*でした。受注残高は、第3四半期末時点で6,360億ドルでした。

ボーイング社長兼CEOのケリー・オルトバーグは、「安全と品質への注力を続ける中、当四半期ではフリーキャッシュフローを黒字化し、10月には米国連邦航空局(FAA)と737型機の生産を月産42機に引き上げることについて合意するなど、回復に向けた重要な節目を達成しました。777Xの納入時期が遅れることは残念ですが、同機は飛行試験を重ね、良好な結果が得られています。私たちは業績を完全に回復させ、すべてのステークホルダーの皆様からの信頼を回復するために、開発プログラムの完了と事業の安定化に必要な課題に引き続き取り組んでまいります」と語っています。

営業キャッシュフローは当四半期中、民間航空機の納入数増加と運転資本回転期間を反映し、11億ドルでした。

現金および有価証券への投資額は合計230億ドルで、前四半期と比較して安定していました。融資枠として100億ドルを確保しておりますが、引き出しは行われておりません。


主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

  • 民間航空機部門の第3四半期の売上高は111億ドル、主に納入数増加を反映。営業利益率は777Xプログラムの費用による影響。
  • 737型機プログラムは当四半期中、月産38機で安定。10月に米連邦航空局(FAA)と月産42機への引き上げについて合意。787型機プログラムは月産7機で安定、以前発表したサウスカロライナ州での事業拡大への投資で進展。当四半期中、777-9型機の認証取得スケジュールを見直し、初号機納入予定を2027年に変更して49億ドルの税引前損失を計上。
  • 当四半期には161機の純受注を獲得。ターキッシュ エアラインズからの50機の787型機、ノルウェイジアン・グループからの30機の737-8型機を含む。
  • 当四半期には2018年以降最高となる160機の民間航空機を納入。受注残は5,900機超、金額ベースで5,350億ドル。
     

防衛・宇宙・セキュリティ部門

  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第3四半期の売上高は69億ドル。営業利益率は1.7%で、安定した業績と納入数増加を反映。
  • 当四半期には、米宇宙軍から戦略衛星通信能力の向上に関する契約を獲得し、オーストラリア空軍との協力でMQ-28ゴーストバットの自律運用能力の実証に成功。
  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の当四半期の受注残高は760億ドルに増加、そのうち20%が米国外顧客からの受注。
     

グローバル・サービス部門

  • グローバル・サービス部門の第3四半期の売上高はボリューム増により54億ドルとなり、営業利益率は17.5%。主にコマーシャル・サービスの取り扱い量と内容の良好な組み合わせを反映。
  • 当四半期は、米海軍からF/A-18着陸装置の修理契約を獲得。予知保全アナリティクスの向上への取り組みに関する大韓航空との戦略的提携契約を発表。


リリース全文および注釈等は英語オリジナル文面を参照ください。

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ボーイング ジャパン広報

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