- NASAのアルテミスⅡミッションが将来の月面着陸に向けて道を開く
- 次期ロケットは現在製造中
※当リリースは、米国時間2026年 4月 1日に発表されたプレスリリースの翻訳版です。
オリジナル文面はこちらを参照ください。
2026年4月1日 ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)発 ボーイング製コアステージを搭載した米航空宇宙局(NASA)のロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」は、本日午後6時35分(米東部時間)に打ち上げられました。打ち上げから8分半後、コアステージは任務を成功裏に完了して上段ロケットから分離され、NASAのオリオン宇宙船「インテグリティ」は人類の月周回ミッションへと旅立ちました。
NASAのリード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コック、カナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセンの4人の宇宙飛行士は、インテグリティで10日間かけて月を周回し、地球に戻る予定です。
ボーイング防衛・宇宙・セキュリティ部門社長兼CEOのスティーブ・パーカーは、「米国の国益と未来にとって不可欠な能力の回復において、NASAを支援できることを光栄に思います。ボーイングとSLSパートナー各社は、宇宙飛行士を再び月へ送り、持続的な月面拠点を確立し、深宇宙探査を継続するというNASAの使命に全力で取り組んでいます」と語っています。
コアステージは、打ち上げ前の両タンクへの燃料注入、油圧システムの作動、エンジンの点火、飛行中の推力ベクトル制御プログラムの実行、タンク内燃料の完全消費、エンジンの停止、そして分離・処分操作の成功など、複数の重要なオペレーションを実証しました。
ボーイングの探査システム事業担当バイス・プレジデントのジョン・シャノンは、「本日、仲間たちが私たちのロケットに乗って歴史的なミッションに出発するのを見届けました。私たちは、ロケットの品質とクルーの安全を最優先に考え、彼らの旅立ちを支えてきました。このロケットは、大気圏を超高速で通過する際に発生する驚異的な力に耐えられるように設計されており、まさに意図した通りの性能を発揮しました。本ミッションの当該部分を成功させるために尽力してくれたチームとパートナーの皆様に、心から感謝申し上げます」と語っています。
ロケットのコアステージは全長212フィート(約65メートル)で、19万6,000ガロン
(約74.19万リットル)の液体酸素タンクと53万7,000ガロン(約203.28万リットル)の液体水素タンクで構成されています。また、2つの燃料タンクをつなぐインタータンクセクション、上段に接続する前方スカート、そして底部には4基のRS-25エンジンを搭載したエンジンセクションがあり、これらのエンジンは合計で220万ポンド(約9,786kN)の推力を発生します。コアステージは、ボーイングのチームがルイジアナ州ニューオーリンズにあるNASAのミシュー組立工場で製造しており、38以上の州に広がるサプライヤーが製造した部品を使用しています。
ボーイングはアルテミスIIIからアルテミスVまでのミッションに向けた次期コアステージの準備を進めており、すでにミシュー組立工場とケネディ宇宙センターで製造が開始されています。