T-7Aレッドホーク、低レート初期生産に承認

このマイルストーンは、将来の戦闘機・爆撃機パイロットや教官に本機を確実に提供するというボーイングの取り組みを後押しするものです。

May 04, 2026

セントルイス・ランバート国際空港を離陸するT-7Aレッドホーク高等練習機。米空軍が将来の戦闘機・爆撃機パイロットの訓練に使用する新たなジェット機として設計、製造、試験が行われています。© Boeing photo セントルイス・ランバート国際空港を離陸するT-7Aレッドホーク高等練習機。米空軍が将来の戦闘機・爆撃機パイロットの訓練に使用する新たなジェット機として設計、製造、試験が行われています。© Boeing photo

米空軍は、ボーイングT-7Aレッドホーク高等練習機が開発ライフサイクルにおけるマイルストーンCに到達し、低レート初期生産への移行を承認したと発表しました。

この意義:これにより、教官・訓練生の訓練に供する機体の生産が開始され、1960年代から運用されてきたT-38練習機からの訓練機材更新が前進することになります。

ボーイングT-7プログラム担当副社長兼プログラムマネージャーのアンディ・アダムズは「ボーイングは、米空軍のパートナーとともにT-7A『レッドホーク』におけるこの歴史的なマイルストーンを達成できたことを光栄に思います」と述べ、「デジタル技術を活用して設計、製造、試験を行ったこの先駆的な高等練習機を、空軍の教官や訓練生に届けることは今後も弊社の最優先事項です。今回のマイルストーンCにより、弊社は本年中に低レート初期生産を開始できる態勢が整いました」としています。

カリフォルニア州エドワーズ空軍基地上空を飛行する米空軍T-7Aレッドホーク。プログラムがマイルストーンCに到達する中、同基地では現在、高迎角(AoA)試験が実施中。(米空軍写真) カリフォルニア州エドワーズ空軍基地上空を飛行する米空軍T-7Aレッドホーク。プログラムがマイルストーンCに到達する中、同基地では現在、高迎角(AoA)試験が実施中。(米空軍写真)

空軍ライフサイクル管理センター訓練担当プログラム執行責任者のロドニー・スティーブンス氏は「マイルストーンC承認取得は、極めて大きな意味を持ちます。これは、機体設計に対する確信と、航空教育・訓練軍団に向けてこの画期的な能力を量産体制で提供する準備が整ったことを示すものです」と述べ、「取り組むべき課題はありますが、私たちは強固なパートナーシップと前進への明確な道筋をもって、世界最先端のパイロット訓練システムを提供していきます」としています。

補足:米空軍とボーイングは2018年、T-7A高等練習機351機、シミュレーター46基、ならびに支援を含む92億ドル相当の契約を締結しました。

  • T-7Aレッドホークは、高度な設計・製造のデジタル・スレッドの活用により、構想確定からわずか36カ月で初飛行を実現しました。
  • T-7Aレッドホークは、引き続きボーイングのミズーリ州セントルイスで製造されています。

ランディ・ジャクソン